ジョータローさん
ダイエーのFCE-7を点検する時のポイントはありますか?
FCEだったら1番は移送装置だなー
こんにちは、浄化槽管理士歴10年 浄化槽管理士の浄島ジョータローです。
今回は、ダイエー 浄化槽 FCE型 点検ポイントを解説します。
FCE型 重要な点検ポイント
間欠定量移送装置
FCE型を点検する時の重要ポイントは、間欠定量移送装置です。
間欠定量移送装置は、ピークカット部の汚水を移送します。
調整バルブを操作して、移送水量を確認しましょう。
目盛りを100にした際に勢いよく移送されなければ、
装置を取り出して洗浄する必要があります。
装置に生物膜等が大量付着すると移送水量が少なくなってしまいます。
間欠定量移送装置の取り出し方法
ユニオンを緩めます。
ユニオンを取り外し、配管も取り外します。
ユニオンは必ず取り外してください。ユニオンを取り付けたままの状態で作業を進めてしまうと、ユニオンが浄化槽に落ちる可能性があります。作業が終わるまで保管してください。
間欠定量移送装置を取り外しました。
間欠定量移送装置の上部にある清掃口キャップを取り外して装置内を洗浄します。
装置の裏側にある逆止弁も洗浄します。
逆止弁を取り外して装置内も洗浄すると効果的です。
間欠定量移送装置を元に戻して、移送水量を確認します。
勢いよく移送されるようになりました!
浄化槽 | FCE-7型 |
---|---|
メーカー | ダイエー |
処理方式 | 固液分離型流量調整付担体流動循環方式 |
種類 | 合併処理浄化槽 |
総容量 | 2.254㎥ |
汚泥貯留槽 | 1.468㎥ |
ピークカット部 | 0.124㎥ |
担体流動槽 | 0.569㎥ |
沈殿槽 | 0.196㎥ |
消毒槽 | 0.021㎥ |
日平均汚水量 | 1.0㎥/日 |
放流水BOD | 20mg/L |
BOD除去率 | 90% |
ブロワ風量 | 60L/min |
マンホール | Φ600x2 |
躯体材質 | FRP(ガラス繊維強化プラスチック) |
ブロワー AP-60F
まとめ
今回はFCE型の点検ポイントについて解説しました。
ポイントは以下のとおりです。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。
今回の記事が参考になったら、ぜひ他の人にも教えてあげてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
以上、ジョータローでした!
おまけ
こら!新米くん!
ブロワーのフィルター掃除 サボってるだろ!?
フィルターが吸気口に吸いこまれてる。
フィルター掃除をサボってる証拠だぞ。
この状態だと浄化槽に必要な空気が送られないし、
ブロワーに負荷がかかって故障しやすくなるぞ。
す、すいません。
気を付けます。
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