あれ?流量調整部の水位が高い気がする・・・
移送用バルブをMAXにしても移送水量が増えません。
どうすればいいですか?
間欠定量移送装置が詰まり気味なんだと思うよ。
一度取り外して洗浄すれば解消するよ。
こんにちは、浄化槽管理士歴10年 浄化槽管理士の浄島ジョータローです。
浄化槽の点検に来たら、
ダイエー FCS-5型の水位が高くなっていた!どうすればいいかわからない・・・と
誰でも最初は分からなくて当然です。
そこで今回は、FCS-5型の水位が高かった時の対処方法を解説します。
対処方法について
流量調整部の水位が高い場合は、移送用バルブが適正な目盛りに調整されているか確認します。
バルブをMAXに調整しても移送水量が増えない場合は、オルフィスや間欠定量移送装置に詰まりの原因が考えられます。
オリフィスの点検と間欠定量移送装置を取出して洗浄する
ユニオンを緩めてエアー配管を外し、オルフィスに詰まりがないか確認します。
移送配管も取り外して、間欠定量移送装置を引き上げます。
装置の中には水が残っていますので重いです。
装置の真下が弁体になっています。バールなどで弁を押し込むと中の水が排出されます。
弁体はネジ込み式で取り付けられているので、回せば取り外せます。
弁体を取り外して装置内をブラシなどで洗浄すると効果的です。
もしも弁体が硬くて回らない場合は、無理に取り外すのは控えましょう。破損する恐れがあります。弁体が取り外せない場合は、採水スポイトなど装置の内部に水を吹きかけて洗浄しましょう。特に、弁が開閉する根元の部分、軸になっている箇所に採水スポイトなどで水を勢い良く吹きかけて洗浄しましょう。弁の開閉動作がスムーズになります。
装置を洗浄したら、元の状態に戻します。
よかった!勢いよく移送されるようになりました!
FCS型の点検では、間欠定量移送装置は重要なチェックポイントですので、しっかり対応できるようにしておきましょう。
以上です。
この記事が少しでも、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
ジョータローでした!
流量調整部の水位については、他の記事もあるのでチェックしてみて。
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