フジクリーン CA-5型について知ろう。汚泥撹拌装置について

浄化槽 点検
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新米くん
新米くん

ジョータローさん。

素朴な疑問なのですが・・・

1室の沈殿分離槽にある、このブクブクしてるヤツ・・・

これ↓なんですか?

ジョータロー
ジョータロー

おぉ!そういう素朴な疑問が出てくるのは良いことだね。

これは汚泥撹拌装置だよ。

新米くん
新米くん

汚泥撹拌装置・・・

なんか凄そうな名前だけど、ウンチを撹拌するってことか・・・

こんにちは、浄化槽管理士歴10年の浄島 ジョータローです。

今回は、新米くんから素朴な疑問を貰ったので、ブログ記事にしつつ答えたいと思います。

CA型は、浄化槽 メーカーのフジクリーン工業株式会社の製品です。

フジクリーン工業は国内でトップシェアを誇っているので、CA型について理解を深めておくのは良いことでしょう。

沈殿分離槽(汚泥撹拌装置)

ジョータロー
ジョータロー

まずは、CA型の維持管理要領書を確認してみよう。

維持管理要領書には下記のような事が記載されています。

沈殿分離槽の清掃孔内には網目構造をしたドラフトチューブ(網様ロールと単管で構成)の汚泥撹拌装置が設置されています。清掃孔底部からのばっ気撹拌で生じる旋回流や水位変動(L.W.L~H.W.L)によって、沈殿分離槽の堆積汚泥が清掃孔内外を底部で往来する構造となっています。汚泥撹拌装置の内管(φ13)から吐出された空気は、ドラフトチューブを上昇する過程において網目構造により微細化され、この微細気泡を含んだ汚泥は旋回流によって清掃孔底部から沈殿分離槽へ移流し、スカムとして水面付近に貯留されます。汚泥撹拌装置が閉塞するとスカム化が促進されず、処理性能が悪化するおそれがありますので、点検時には清掃孔内のばっ気状況を確認してください。

出典:フジクリーン CA型 維持管理要領書 P7より

新米くん
新米くん

あ、ヘチマろ材みたいなところがエアリフトポンプみたいな感じなんですね。

下から上に向かって汚水が上がってくるんですね。

ジョータロー
ジョータロー

沈殿分離槽の底部の汚泥を撹拌して、汚泥をスカム化させるためだよ。

新米くん
新米くん

汚泥撹拌装置が、ばっ気していなかったらどうすればいいですか?

ジョータロー
ジョータロー

維持管理要領書で解説してくれてるよ。

汚泥撹拌装置(沈殿分離槽)の洗浄方法

ブロワ、分岐オリフィスの確認後も汚泥撹拌装置のばっ気が停止している場合は汚泥撹拌装置(内管)の目詰まりが考えられますので、閉塞解除作業を実施してください。汚泥撹拌装置の内管に接続しているユニオンをゆるめて外し、内管に水道ホースを接続して圧力水洗浄を実施するか、パイプ径よりも小さいブラシにて洗浄します。また、汚泥撹拌装置の内管は上に引き上げることで、取り出すことができます。洗浄後、元に戻す際は、汚泥撹拌装置にあるストッパーリングが清掃孔と接するところまで差し込み、ユニオンを元に戻してください。

出典:フジクリーン CA型 維持管理要領書 P20より

おわりに

新米くん
新米くん

ありがとうございました。

汚泥撹拌装置だったんですね。

あまり深く考えずに点検しちゃってました。

ジョータロー
ジョータロー

この調子で他の部分の役割なんかも覚えていけるといいね。

今回は、フジクリーン CA型の汚泥撹拌装置について触れてみました。

この記事が少しでもあなたの点検業務のお役に立てれば嬉しいです。

もしこの記事が参考になった、良かったと思っていただけたら、ぜひ他の方にもシェアしていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

浄化槽について自信を持って点検出来るようになるには、知識を深めていく事も大切です。

以上、ジョータローでした!

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