ジョータローさん
浄化槽の部材を固定している部品が劣化してます。
どうすればいいですか?
ヒッパー使って固定し直そうか。
こんにちは、浄化槽管理士歴10年 浄化槽管理士の浄島ジョータローです。
浄化槽の点検に来たら、
ネジが腐食して部材が取れちゃった!リベットが劣化して部材が外れてる!・・・と
初めは誰でも驚いてしまいますよね。
- 「どうやって直せばいいか分からない…。」
- 「どんな道具を使えばいいのか分からない…。」
- 「浄化槽の修理なんて難しそう…。」
など、
新人の浄化槽管理士さんだったら浄化槽内部の部材の固定方法が分からず困ってしまいますよね。
そこで今回は、浄化槽内部の部材の固定方法を解説します。
この記事を読めば、浄化槽内部の腐食・劣化しやすい箇所やプチ修理方法が理解できます。
部材固定に使う道具について
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浄化槽の各所部材を固定し直す為に、樹脂製ブラインドリベットを使うと作業効率が良いです。
ステンレス製のボルトナットで固定するのも有効ですが、
浄化槽に汚れが目立つ場合、手を入れるのは気が引けちゃいますよね。
腐食・劣化部分の修理方法
事例① 単独浄化槽 AC-5型 越流堰など
部材が固定されているリベットが劣化していますね。
劣化したリベットを取り除きます。
ヒッパーにリベットをセットします。
部材の穴にリベットを根元まで押し込みます。
ヒッパーを強く握り込み、リベットで固定します。
越流堰を固定しているリベットが劣化しています。
劣化したリベットを取り除きます。
ヒッパーを使ってリベット固定します。
左右両方リベット固定し直しました。
事例② フジクリーン CS型 処理水槽のバッフル
処理水槽のバッフルを固定するリベットが劣化して外れる事があります。
生物ろ過槽側はリベットでの固定が難しいですね。
ヒッパーが入るスペースがない。
どうすればいいんですか?
生物ろ過槽側からドリルで穴を開けるしかないかなw
事例③ ハウステック KGF型 生物ろ過槽 メッシュボード押さえ
KGF型は生物ろ過槽のメッシュボードを押さえている塩ビパイプの固定部品が
緩みやすいですね。
事例④ ハウステック KGR型 薬筒ホルダー
薬筒ホルダーを固定するボルトナットが腐食して、ホルダーが外れる事があります。
ヒッパーでリベット固定しましょう。
ステンレス製ネジで固定してもOKです。
事例⑤ ハウステック KRS型 消毒槽
浄化槽の劣化
浄化槽には内部構造の部材固定の為に樹脂製リベットや金属製ボルトナットが使用されています。
これらの素材は、経年劣化と共に長期間にわたって腐食・劣化しやすい環境にさらされています。
浄化槽の点検時に腐食や緩みが見られた場合は、早期にプチ修理が必要です。
放置してしまうと浄化槽の機能低下や水質に影響を与えるため、早めの対処が重要です。
劣化の原因
- 腐食環境: 浄化槽内部は常に水と接触し、さらに汚水や微生物の影響を受けるため、腐食が進行しやすい環境です。
- 化学物質: 浄化槽内の塩素ガスや微生物の働きによって、リベット等の材質を劣化させる可能性があります。
- 経年劣化: 長期間の使用により、リベットの強度が低下することがあります。
おわり
今回はネジやリベットが腐食や劣化したときの改善方法について解説しました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。
今回の記事が参考になったら、ぜひ他の人にも教えてあげてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
以上、ジョータローでした!
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